何も特別なことはありません。
当たり前にやっていることを当たり前に伝えるだけです。
普段していることをちょっと違った視点で考えて、実行してみるだけです。
「褒めてるつもりなのに、子どもに響いていない気がする」
「すごいね」「えらいね」
毎日たくさん声をかけているつもりなのに
なぜか子どもの自信につながっている実感がない。
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、褒め方には少しコツがあります。
私は児童・障がい福祉の現場で11年間、療育的な視点から子どもたちと関わってきました。
この記事では、「できた」を増やしていく声かけ・ほめ方の具体例を紹介します。
最後まで、読んでみてください〜!
なぜ「すごいね」だけでは伝わりにくいのか
「すごいね」「えらいね」という言葉は、悪い言葉ではありません。
しかし、抽象的な言葉だけだと・・・
子どもは「何が良かったのか」を具体的に理解しにくいことがあります。
特に、自分の行動と結果を結びつけて考える力がまだ育ち途中の子にとっては
「何がすごかったのか」がわからないまま
「ただ褒められた」
という印象だけで終わってしまうことがあります。
コツ①:「行動」を具体的に言葉にする
「すごいね」の前に、何をしたから褒めているのかを、一言添えてみてください。
- 「靴をそろえて置けたね、すごいね」
- 「お友達に貸してって言えたね、えらいね」
- 「最後まで座って待てたね」
行動を具体的に言葉にすることで
子どもは「この行動が良かったんだ」と理解しやすくなり
次も同じ行動をとろうという意欲につながります。
コツ②:結果よりも「プロセス・努力」に注目する
テストで100点を取った
コンクールで賞を取った
というような結果だけを褒めていると
子どもは「結果が出ないと褒めてもらえない」と感じやすくなります。
結果に至るまでの過程、つまり取り組み方や工夫にも目を向けてみてください。
- 「難しい問題も、最後まで諦めずに考えていたね」
- 「苦手なことだけど、自分からやってみようとしたね」
プロセスを褒められた経験が多い子は
失敗を恐れず挑戦する力が育ちやすいと言われています。
コツ③:「できたこと」はその場ですぐに伝える
褒めるタイミングも大切です。
後でまとめて「今日は頑張ったね」と伝えるより
行動した直後に、その場で伝える方が、子どもは自分のどの行動が良かったのかを結びつけやすくなります。
特に小さい子どもほど、時間が経つと何を褒められているのかがわかりにくくなります。
鉄は熱いうちに打て!ですね。(使い方合っていますか?笑)
コツ④:比べる相手は「他の子」ではなく「過去のその子」
「お兄ちゃんはできたのに」「〇〇ちゃんはもうできるのに」というように
他の子と比べる声かけは、意図せず自己肯定感を下げてしまうことがあります。
これは子育てをしているとどうしても起きてしまうことだと感じます。
きょうだいでの比較、保育園のお友達との比較、学校のお友達との比較など〜
でも、子どもはその子その子で全く違いますよね。
発達スピードもできることも、好きなことも
その子なりの順番があるので
他人との比較は実は、無意味と言っていいです!!
(とは言いつつも比較してしまう気持ちはわかります〜)
代わりに、その子自身の過去と比べてみてください。
- 「前は途中で嫌になっちゃってたけど、今日は最後までできたね」
この視点なら、その子なりの成長を、その子自身が実感できます。
コツ⑤:言葉だけでなく、表情や態度でも伝える
言葉での声かけと合わせて、笑顔でうなずく、ハイタッチをする
といった非言語的な表現も、子どもにとっては大きな肯定のメッセージになります。
特に、言葉での理解がまだ育ち途中の子には、表情や態度からの方がストレートに伝わることもあります。
「できていないこと」への声かけも、少し工夫する
褒め方だけでなく、うまくいかなかったときの声かけにも工夫の余地があります。
「なんでできないの」ではなく
「ここまではできてたね、次はここを一緒にやってみようか」というように
できている部分を先に認めた上で、次への一歩を提案する形にすると、子どものやる気を保ちやすくなります。
まとめ
- 「すごいね」の前に、何をしたから褒めているのか具体的な行動を添える
- 結果だけでなく、そこに至るプロセスや努力にも目を向ける
- 褒めるタイミングは、できるだけその場ですぐに
- 比べる相手は他の子ではなく、その子自身の過去
- 言葉だけでなく、表情や態度でも肯定を伝える
特別なテクニックというより、いつもの声かけに少しだけ「具体性」を足すだけで
子どもへの伝わり方は大きく変わります。
実は、子どもの発達を促すのに特別なことはありません。
日常の関わり方をすこ〜し変えるだけです!
今日から一つだけでも、試してみてください。